神社と灯台が見守る海~新年の挨拶とともに
海と灯台プロジェクト事務局 スタッフ
2026.01.05
あけましておめでとうございます。
皆様におかれましては新春を清々しい気持ちでお迎えのこととお慶び申し上げます。
旧年中は、一般社団法人海洋文化創造フォーラムおよび「海と灯台プロジェクト」の活動に深いご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

さて、新年といえば、多くの方が神社を訪れ、一年の無事や健康、平穏を祈られたのではないでしょうか。
実は、この「神社」と、「灯台」には、深い親和性があります。
海に近い神社の多くは、航海安全や大漁、無事の帰還を祈る場所として生まれました。海は恵みをもたらす一方で、命を奪う厳しい自然でもあります。その不確かさに向き合うため、人は岬や港の入口といった「境界」に神社を建て、祈りを捧げてきました。
灯台もまた、同じような場所に立っています。岬の先端、暗礁の近く、航路の要所。灯台は光によって進むべき道を示し、船を安全に導きます。嵐の日であっても、365日、その役割が果たされるようにと、多くの人々が灯台の維持管理に身を捧げてきました。

神社が心を静め、不安に打ち勝つ力を与えてきた場所だとすれば、灯台は暗闇の中で確かな目印となる存在です。方法は違っても、自然の前に立つ人間の切実な願いは同じです。
新しい年を迎えたいま、神社で手を合わせた記憶とともに、海辺の灯台を思い浮かべてみると、日本の風景が少し違って見えてくるかもしれません。祈りと光、その両方に支えられて、私たちはまた一年を歩み始めています。
海と灯台プロジェクト事務局 スタッフ